<2007.3.30 up>
今年も楽しい樹木接木による“庭木品種更改”のチャンスがやって来た。
計画は山程あるが、目的に合致した“目的合致の接穂木”の入手が出来るかに、成否のカギが掛っている。
課題は ① ヤマモミジに真紅紅葉を部分更新
② 沢山になった八重椿を灘山ヤブツバキに更新
③ サツマ紅梅にオモイノママを部分更新
⑤ みかん台木にユズ、キンカンを部分更新
最上段をユズ、中段をキズ、下段をキンカン等
⑥ 富有柿の一枝を早生種(雄花開花種)に更新
等等である。今年こそは、本格的に技術を習得して、結果を成就したい
ものであ。
先ずは、穂木の確保であるが、厳寒の頃、全ての樹木の冬眠期が最適。
自宅での確保は、花梅オモイノママ、キンカン、ヤブツバキだけである。
技術習得を目的に「福岡市立花畑園芸公園」の接木講習会を受講する
こととして、2/16に実施した。 接穂の概要は次の通り。
自家産穂木の保管状況 花梅オモイノママ穂木
花畑園芸公園の技術指導は懇切丁寧で、しかも必要な穂木を無料で
注文通りに配布してくれるので、極めて有意義な研修会であった。
この穂木は当日確保して保存したいるものである。ミカン類は4月下旬
から5月上旬が作業適期なので、それまでは野菜庫で保管する。
いよいよ2月下旬は梅の適期を迎える。サツマ紅梅の一枝に白桃色咲分
の「オモイノママ」を接ぎ、趣を添えたいものである。
満開のサツマコウバイ 2/27接木直後
梅接木は結果良好にて3/30現在、接穂の新芽が快調に成長開始。
梅接木の集中部分 新芽成長の拡大
この様に研修会の成果も顕著となり「第一弾・梅接木」は、成功の見込
であり、来年新春には、紅梅の中に“思いのまま”の咲き分けが実現
することに胸が膨らむ。
あれから既に5日が過ぎた、毎日の接穂先の若芽の成長は、接木の新芽
とは目を疑う程の急成長である。今日は4/3である。
どの接穂も一杯の新芽が 一昨年9月芽接ぎの枝も元気
紅梅の葉の紅色の中に、緑の若葉が元気に伸び始めた。来年には咲分け
の盆栽花が紅梅の海の中に 白く輝くことを夢見つつ。
楽しい接木の2007年第一弾は成功裡に出発出来た。
4/20 見事に成長して、接木後2ヶ月とは信じられないようだ。