6月10日播種、と例年より早めの栽培開始としているクロマメであるが、花着きも順調であった。
その後降雨も順調であり、灌水は全く不要で経過してきた。
但し、8月後半から日照時間が極端に少なくなり、降雨日が連続した。
クロマメの着果の経過も全く観察しないままとなっていたが、9月冒頭に3-4ケ所点検したところ、早期に開花していた株は、程々の着果状態であった。
但し第2播種分<6.20播種>は、着果が極めて少なくなっている。
多分長雨で花粉の媒介が阻害されたものだ、と判断したが、対策は皆無で成り行き任せするだけであった。
昨日、入念に観察をしてみた。
結果は、多くは無いものの、程々の幼果が着果しておりホット一安心である。
畦際の元気な株の着果
その後、害虫の様子等も点検してみると、毎年と同様に、草の頂上部分に白く食害の後が集まっている。
葉の裏を見ると10mm小の子虫の集団である。 ハスモンヨトウの発生である。
ハスモンヨトウの発生
現在は集団は1ケ所に限定しており、他には食害の痕跡も無いので、早速その葉を折除して、新聞紙1枚で焼却殺虫し、
併せてラービン水溶液を全体に散布して駆除した。
ハスモンヨトウの様子
第2播種区の状態が心配であった。
8月末から9月にかけては、長雨の日が続き日照時間が極端に欠如したので、丁度この時期に開花期を迎えた№2区は、開花と受粉が可成り阻害を受けたのではないかと思っていた。
そこで、今日よく状態を調べてみることとした。
案の定、鞘着きは可成り悪くなっていた。
№2区の状況
まだ形成したての幼果が多いので、まだこれからも着鞘することもあるだろうし、程々の収穫は見込まれるようである。
来年の種子が収穫できるか? との心配もしたが、豊作とまでは行かないまでも、
エダマメとオセチの種には不自由しないだけは収穫が見込まれそうで、一安心である。
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