人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2018白花報才ラン絢爛開花
十数年以前に入手した「白花報才ラン」が、今年は突然見事に開花した
最初の頃は、大切に昆虫防御のネットの中で、栽培していたが、それでも毎年ハモグリバエの被害によって、無残な経過を辿った。
ここ2-3年は、全く熱も冷めてしまい、去年の花も全滅した後は、手入れもせずに、庭の隅で放置状態にしていた
当然、雨水以外は潅水もせず、鉢替えもせず、晩白柚の葉陰で木漏れ日をもらいながらの一年であった。
9になっても関心もないので、通りすがりに何本かの花が伸び始めているのには、気が付いていたが、ドウセ今年も「ハモグリバエ」の温床だろう。 として、振り向かずいたが、10月近くになって見ると、なんと 24-5本以上の花が順調に伸びていた
ハモグリバエの食害花は、全てを発見次第に根元から10本以上を切除して、鉢も縁側に移動した結果、多分全体では30本に近い花が開花まで育った。 
将にキセキである。
元来、この東洋ランは、香りが馥郁として気高く、花も東洋ランの清々しさを十分に備えており、立派なランである。
花は薄緑で清々しく、花の舌は無点、つまりランの花は多くが舌に斑点があるものが殆どであるが、この花は「舌無点」であり、気品の高さも備えたものである

2018白花報才ラン絢爛開花_d0001763_12301917.jpg2018白花報才ラン絢爛開花_d0001763_12303087.jpg2018白花報才ラン絢爛開花_d0001763_12304379.jpg2018白花報才ラン絢爛開花_d0001763_12305514.jpg2018白花報才ラン絢爛開花_d0001763_12311019.jpg2018白花報才ラン絢爛開花_d0001763_12312510.jpg2018白花報才ラン絢爛開花_d0001763_12314492.jpg2018白花報才ラン絢爛開花_d0001763_12315780.jpg
2018白花報才ラン絢爛開花_d0001763_12322335.jpg

今年、何故奇跡的にこのランが大量に開花できたのであろうか?
色々と少ない学と知恵とを絞ってみたが、行き着くところは自然の不思議であった。
今年の夏は「異常高温が続いた」。9月まで35度を上回る気温が連続した。この時期にランの花幼芽が育ち始める。
ここで「ハモグリバエ」が産卵して幼虫が育ち始める。
丁度この時「熱焼地獄の襲来」によって、産卵と幼虫の生存が阻害され、結果としてランの大量開花が出来たのではないか。
園芸は総合的自然科学である。精緻な条件分析と同時に、広範な条件を総合的に組み立てて、真理を探求する学問でもある。
ランの花から久しぶりに考えるに至ったヒトコトである。
===============================================
by tenpai8 | 2018-11-15 14:30 | | Comments(2)
Commented by matutaka31 at 2018-11-16 17:21 x
清楚な感じがする「報才ラン」の花、見事に咲きましたね。
以前養子にもらった報才ランは、いつの間にか、姿を消してしまいました。
家庭菜園に集中するにつけ、ランの管理に手が回らす、
シンビジュームや東洋ランも哀れな姿でわずかに残っていますが、
元に戻すのは難しくなりました。
Commented by tenpai8 at 2018-11-17 12:38
東洋ランは害虫が好きで、なかなか困難な花ですね。
今年は何故成功したのか? ハモグリバエが出なかったのか?
多分、猛暑によるこの虫の生育がストップしたのでは、と勝手に推測しておりますが、自然の妙味ですね。
来年も期待したいものですが。


<< 静かなしずかな山路の晩秋<... Walking実績<20... >>