昨年1月末の大寒波は我庭のアマナツを全滅にした。
この果樹が庭に定着してから30年以上になるが、この災害は初めての天災であった。
数日間定着した
零下気温による「アマナツの凍害」だった。
今年は万全を期して凍害回避を、と念じているが、この害だけは対処の方策がない。
敢えて実施するとなれば、唯一の方策は、
大寒波襲来直前に収穫して、室内に貯蔵すること、だけである。
貯蔵するとは言うものの、
アマナツは新鮮さが生命の果物である。
長期保存すれば、瑞々しさの低下は必死である。
そこで、熊本のデコポンの篤農家から色々と教授をうけて、アマナツの貯蔵試験をして、大寒波襲来時の貯蔵方法を会得したいものと考えてみた。
今年も大体130-140個が熟しており、糖度も程々になっている。
今日は粉雪が舞い、北風が強烈である。
一両日の寒波により、自然落果も6-7個含まれているが、自然落下のものは確実に食味が良好であり、毎年この自然落果物から食べ始めることとしている。
収穫物は2-3日暖房なし部屋に放置後新聞紙に2個毎包み、みかん用古ダンボールに薄ポリシートを敷き、その中に保管する。
以後、保管状況を食味によって点検する。<今年のアマナツ貯蔵試験1>
収穫物21個の重量7.4kg 1個平均350g
粉雪の舞う今日は、いよいよ寒の最盛期の到来である。
この寒波の中も、自然はシッカリと生命活動を見せている。 地中海沿岸の植物「カンアヤメ」が元日頃から開花している。五島ヤブツバキ「玉之浦椿」も第2輪目が昨日開花した。
玉之浦椿 カンアヤメ ニホンスイセンは11月から咲き続けており、仏様の花には事欠かないが、寒菊は手入れを怠ったので全滅、と思っていたが、雑草の中から5cm程の茎の上に見事な花を開いてくれた。
来年は、御礼に手入れをしなくては!
ニホンスイセン 寒菊
かくて粉雪舞う今日の一日も、アマナツとのオツキアイで、忙しい退屈知らずの一日になりそうである。
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