自然愛好と園芸家にとっては、花の頃になると俄然忙しくなってくる。
いよいよ植物育成管理の
年間最大の重要季を迎えるからである。
毎年決まって実施している庭木の接木ではあるが、
加齢とともに目的も変化して、毎年内容を異にしている。
今年は梅、柿、その他は、一応目的も達成してキマッテきたのでお休みとした。
ただ、庭の
椿類は数は多いが、マダマダ目的には程遠い。
気に入らない花は全部主幹低部から切断して、ヤブツバキの王者「玉之浦椿」に更新することとしよう。
ということとして、2月に接ぎ穂木は多目に採取して、野菜庫に冷蔵保管した。
最適期到来とばかりに、
4/5-6日に接木作業を実施した。総計21個の作業は2日で完了。
第一類: 台木・
山茶花へ玉之浦穂木
第二類: 木姿不良のため
胴接ぎにより枝の新設
去年成功はこんなに成長 去年失敗は大胆に改造 コボレ種の3-4年苗
過大に成長した台木は小型化と品種更新のため
色々の椿を楽しんだが、ヤハリ自然界にあるヤブツバキが一番ショウに合うようだ。
15年以上以前に宝満山南斜面の堤谷ルート・百日絶食碑付近で自生していたヤブツバキが今では、我庭の代表椿となっている。
来年位からはボツボツ地植の「玉之浦椿」が開花して、賑やかになることを夢見ている。
楽しい夢ではないか!
果たして、何本が成功するか?
暫くは朝夕に観察するのが、最高の楽しみでもある。