秋の台風に脅かされた10月であったが、我地を避けてくれて天地の恵みに改めて感謝の10月であった。秋の園芸仕事がピークを迎える月であり、過重労働を避けるべく散歩も控え目の出足となった。
ほぼ夏野菜後の起耕も半ばには一段落した頃から、散歩も涼しい新鮮な谷川の風を一杯に満喫しながら歩数も大分伸びてきた。
秋の野の花も十分に味わいながらの長閑な散歩となった。
岩手県も過ぎて宮城県も仙台を通過した。白石を過ぎるとすぐに福島県に入る。白石といえば仕事で多くの想い出が去来する。この地は褐肥育牛の産地であったが、東京、名古屋、大阪へと出荷が不安定で、銘柄定着がナカナカであったことを思い出す。
福島と言えば、誠に慙愧に堪えないのは、
原発放射能汚染による深刻な公害である。永久不毛の廃土と化した故郷を追われた多くの人々を思えば、大多数国民の意思を無視して、
原発存続に向けて強引に突き進む日本の政治と電力会社に対して、怒り断腸の思いである。
取りあえず11月には福島を抜けて、茨城県に入ることが出来るであろうか。
まだまだ長い旅路である。
今月も
月間140kmを達成出来て、今年一年の月間平均でも130kmをクリアーできた。体調もばんぜんであり、有難いことである。クロマメも枝豆は過ぎて収穫の時期になった。熱燗の味も益々冴えわたる11月も楽しみたいものである。