春眠不覺曉 處處聞啼鳥
桜の頃までは夢枕が心地よく、なかなか床を離れるに勇気が湧かない。あれから何日も経たないが、山の新緑は爆発的に勢いを加勢してくる。この時期に至れば毎年のことであるが、不思議と朝起きが楽になってくるのは、何故だろうか?新緑の発散する「
生命力刺激活性化mix」というべき「未知要素」の作用によるものかも知れない。
今年も叉、花も終息した四月半ばから、自然に6時に目が覚める様になった。第一日は、勿体ないので散歩に行こうか、叉はコノママ寝ようか?との葛藤もあったが、思い切ってフトンを蹴飛ばす。これが始まりである。
家から30分間、山路に向かって坂道を辿り、水源ダムの奥まで。途中には迫田も広がり小川沿いの傾斜地は自然雑木林が連なり、幾重にも重なったキノコ形の枝先には、樹種によって色の異なる若葉がモクモクと天空に向かって湧き上がっている。赤色の楠、薄黄色のナラの仲間、ほの赤い山桜、未だ半開きのほおの芽等等、観察には飽きることもない。
ダムの対岸では、若葉カスリ模様の山影が湖面に影を下ろし、さながら一幅の絵画を展開している。
ツバメまい 岸の新緑 水にさく ←クリック
迫田の段々水田では、昔ながらの風情一杯にレンゲの優しい花が満開を迎えている。
レンゲ満開の水田 ←クリック
レンゲの花 ← クリック
今日も元気イッパイに、新緑溢れる清清しい一日が展開しそうな予感である。