道祖神 枯葉に埋もれ 声絶えぬ<2011.1.31>
我山路散歩の道は、水道水源ダムから渓流に沿って遡り、分水嶺(九州自然歩道)に通じている。山路の右岸には渓流が絶え間なく流れ、その両面は急斜面の森林となっている。
大分以前から気付いていたが、この道左手には、棚田状の段差が等高線に沿って配列している。植林した杉林の年齢も50~60年位である。多分戦後までは水田として利用されていたものであろうと、薄々思っていた。関連記事が最近、太宰府市の市政広報誌に記載されて、このことが事実であることが判明した。多分集落の中心地の道路分岐点であったのであろうか、道祖神 の存在を知ることと成った。
実地探索をするに至って、簡単に発見することができたが、道祖神の守った道路は、藤やアケビの蔓が、杉の梢からぶら下がり、道の痕跡は全く消え果ている道祖神だけが、沢沿いの藪の中で、寂しく身の不幸を人々に訴えている。将に寂しい現代日本を象徴する悲しい光景である。
林道脇の渓流は岩盤の上         昔の水田?も今は荒廃した杉林        
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植林した杉も、本来が水田の跡地であるため、生育は出来ずモヤシ化して、湿地となり、猪のガタ場も点々として、大型の羊歯類が繁茂している。
荒廃杉林の藤アケビ蔓の奥に、異様な影  藪を分け入れば道祖神の石碑が   
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この道祖神を作り祭った人々は、どんな願いを込めて、この地に祭ったのであろうか? 多分此処を通って峠を越えて、今の天拝湖の地・山口集落への道中安全を この道祖神に託したのであろう。
           猿田彦大神の字は今も鮮明だ            
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この道祖神へ託した願いが復活することは無いであろうが、せめて植林された杉林位は、健康に生育して、立派な建材として、世のため人のために貢献することを道祖神も見守っているのであろうが。
by tenpai8 | 2011-01-31 13:30 | 雑感雑記帳 | Comments(0)


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