今年の越年は近年来稀な寒波にスッポリと明け暮れた。福岡独特の小雪日和が連続している。
引き篭もりの運動不足解消のため友人にすすめられ「
日本ウォーキング協会」に、突如として加入することになり、早速活発に活動することとなった。
1月 3日 武蔵寺往復 10km 5日 山路6.4 7日7.0 8日9.4 9日7.3
というところで、3日以上が続いている。
8日には久し振りに、大宰府のシンボルでもある「
天拝山」まで
九州自然歩道の山路を辿ることにした。
出発点は「
裕次郎」縁の「大宰府メモリアルパーク」入り口「大佐野ダム」から
林道に続いて自然歩道は南北に傾斜を分ける分水嶺を辿る。雑木林に続いて
広大な孟宗竹林へ入る。
この竹林は全体が若い竹林らしく、竹の1株1株が大きく、
イノシシの好物タケノコが豊富である。、今年の猛暑でドングリ等の餌が少ないため、竹林は
イノシシの筍掘りの痕跡が生々しい。山路には残雪も点々と残って
分水嶺上の山路は上下坂も大きく、木に掴まりながらの崖もあり、大自然を楽しみながらの行程である。90分間の行程で体は温まり、厳寒の中でも少し汗ばんで、快適ソノモノである。
最後の小さい坂を上り詰めれば天拝山の頂上である。東には二日市の温泉街とその奥には大宰府の市街が広がり、その上には筑紫平野を悠然と抱きかかえる
宝満山とそれに連なる三郡連山が延々と続き、その更に奥には古処山の姿も遠望される。復路は50分の行程が待っている。
今日の行程の中で、顕著な今年の特異点を発見した。
①
ムラサキシキブの実が一つも成っていない → 小鳥が食べ尽くした
②
冬イチゴの実が皆無である → 小鳥と野ウサギが食べ尽くした
野生動物たちにとっては、昨年の猛暑は大変な飢饉をもたらしたようだ。