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2010早春から初夏へ<5月30日>
   駄句雑句散歩道 <2010早春から初夏へ>

昨晩は相当ひどい南風が吹いていた。梅の花は“あの和歌″のとおり、南風と共にやってくる。

東風吹いて  届く天神  梅便り                              
三月も近付いてきた。小春日和の庭には中国花野 菜の花が満開である。餌籠の熟柿には、メジロガが居着いているが、時折 菜の花に飛んで入っては、身動きもなく膨らんでいる。

菜の花に 浮かれメジロの 花に化け
                 
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春を告げてくれる第一番の花は、白木蓮の大きな花だ。思い掛けない春の大雪で、この花も重い雪をスッポリと被り、幹だけが黒く立っている。 花は何処へ行ったのだろう?
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もくれんの しろき花かげ 雪にとけ
もくれんの 花かげけむり 忘れ雪

今年も温暖化の影響で桜開花予想は、大分早くなっている。気象庁が、開花予想を民間に開放したこともあったが、最初の開花は順調であった。その後、花冷えが延々と長期間続き、花は3週間以上も長持ちした。
我々・自然派にとっては、桜の次の関心事は 初ツバメであ。 長い花冷えに、初ツバメは友の到着が無く、頻りに電線に1羽でとまり友を呼んで、その声は寒い天空に消えてゆく。d0001763_114538.jpg
    
花寒むし  友は未だかと 初ツバメ

懐かしき 声冴え透る 初ツバメ                              
  

昨晩は一晩中南風が窓を鳴らして、眠りも浅かった。夢の中ては、強い風雨に煽られる花の枝が鳴っていた。今朝は静かな朝だが、花びら一枚だけが二階の窓ガラスにペタリと。

 春嵐  花びらひとつ 二階窓                                 

長かった花期もようやく終りになるようだ。木々は一斉に小さい葉を伸ばし始めた。よくよく見れば、出たばかりの爪先程の新葉にも 粟粒程の穴が開いている。越冬した昆虫の卵から孵化した針先のように小さい幼虫が食べた跡であろうか。

小さき葉に 小さき虫の  小さき孔
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天拝山に続く山々も 山々総てが、先ずは落葉樹の若葉が勢いを独占して、若葉を爆発して来る。小楢の木が代表であろうか。山と峯の全体が萌黄色に白く輝くのだ。

なら若葉  山の元気を  独り占め 


牛頚ダム散歩にて、湖水脇の散歩道を辿る。湖水面には対岸の素晴らしい新緑の衣を纏った連山が見事に映し出される。将に大自然の作る額絵 である。

椎若葉  山ごと浮かび  湖水かな
若葉山  湖水に沈み  浮きにけり d0001763_9524575.jpg 
                                        
by tenpai8 | 2010-05-30 09:00 | 駄句雑句散歩道 | Comments(0)


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