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2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>
トマトといえば、栽培技術が難しく、イマイチ縁遠い。と言うのが、久しくトマト愛好家の本音のナヤミであった。
現代科学技術の発展は、バイオ分野にも他分野からの新技術が流入して、保守的と言われる農業にも、神風の如くに恵みの雨をもたらしている。
農業無縁の「百姓見習」でさえも、この産業革命的現実の恩恵に浴することが出来て、嬉しい限りである。
大玉トマトの芯腐病、立枯病、等等、ミニ菜園家にも、ナヤミには毎年ナヤマされてきた。
そこで世に出たのが「ミニトマト」であった。
赤、黄、オレンジ、色々とあるミニトマトも年数を経過すると、糖度の高い「黄色ミニ」が誕生して、「イエローミミ」とう傑作品種が3-4年前に誕生して、以来愛用している。
ここ2-3年は、中球フルーツトマトが急激に進歩して、糖度、香りも優れて、しかも病虫害にも強い品種が、種苗メーカーから次々と発売されてきた。

今年は、これらの品種と、発売メーカーを広範に選択して、美味いトマトを十分に楽しむこととした。
先ずは、大玉トマト。
3-4年来の経験から判断して「麗夏・接木苗」を採用した。第一果は芯腐れ前兆が見られるが、これは第2果からは完治する。
原因は、葉の過繁茂による一時的Ca欠乏症の前兆であるが、食味は糖度も高く最高である
苗の明細と現在の状況

2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_20414952.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_20422372.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_20430528.jpg

大玉品種の代表は、「桃太郎」である。玉揃い、形状も優雅で、食味もよく、現在日本に流通するトマトの代表品種となっている
        完熟もボベツボツの桃太郎
2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_09085437.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_09092749.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_09094622.jpg
ミニトマトは6-7年以前から、糖度も高く栽培も容易な「イエローミミ」と「シンディオレンジ」に限定してきた。
      今年も元気に1株1000個もの実を着ける「イエローミミ」

2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_11154151.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_11155925.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_11162021.jpgここ3-4年間、糖度が一番高いので採用しているのが、「シンディーオレンジ」である。果皮も柔らかで糖度も高いが、収穫期がやや短期であるのが、欠点である。
シンディーオレンジは収穫中
2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_11465997.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_11472087.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_11474194.jpg

ここ2-3年、新顔の野菜育種企業が急激に台頭している。その数を知らない程である。アルコールメーカー・サントリーさえもが、新分野に進出してきた。
もの珍しさと、レッテルの吸引力に釣られて「シュガーミニ」を植えることとした。
     サントリー・シュガーミニ、とはナカナカの名前だ

2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_13282331.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_13284594.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_13290533.jpg
春の野菜苗店の店先は賑やか極まっている。フルティカという中玉フルーツトマトが眼を釘付けにした。味は兎も角、オイシソウなフルーツトマトである。
      試してみようか? フルティカ・フルーツトマト
             
2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_13564210.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_18261240.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_13573173.jpg先頃家内が地空くのスーパーで「1パック4個のミニトマトが350円」と言って、驚いて帰ってきた。その後、よくよく話を確認してみると、ミニトマト「アイコ」のようである。これも既に苗を確保して植付完了の新品種・ミニトマトであった。
    その名も可愛い「ミニトマト・アイコ」
2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_14135241.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_14141311.jpg2017・今年はトマトに熱男ダ!<6.15>_d0001763_14143517.jpg

これだけ多くの品種を狭い菜園に配置して、毎日朝夕の観察を楽しむのが日課である。夏の健康野菜として貴重な役割である・トマト。健康管理からも、生活習慣向上面からも、アリガタイ存在である。それにしても、今年の梅雨は入梅と共に大旱魃が続いて、園芸家を悩ませているが、2-3日後からは、梅雨前線が北上して、梅雨の雨が戻ってくるようである。雨が欲しい欲しいの毎日であるが、後暫くの辛抱である。  ガンバロウか!

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by tenpai8 | 2017-06-15 14:30 | キハチの菜園 | Comments(6)
Commented by hirukake-2 at 2017-06-19 13:16 x
tenpai8さん、色々なトマトを楽しんでありますね~・・・
解説も良く判りました。
そして既に収穫が始まっているとは凄い!
我が家の方は実を付けていますが収穫は未だ待ちぼうけかな~。
「水切りトマト」と聞いた事がありますが、今年は干ばつが続いて自然に好都合の水切りの状況になっています。
本格的な雨も近い様でこれも自然、ほんとのトマト作りはこれからと思っています。
大いに楽しみましょう!



Commented by tenpai8 at 2017-06-19 14:10
明日からは、梅雨の雨ですが、トマトにもよい雨になりそうです。この雨で2番3番ナリが続いてくれそうですが、天気が落ち着いたら追肥も必要かもしれませんね。初経験ですが、勉強することもメジロオシです。
張切ってアツオです!
Commented by matutaka31 at 2017-06-19 14:28
園芸試験場みたいに、にぎやかな菜園ですこと。
多くの品種を、作り易さ、味の両面から追求されている探求心に、驚きと同時に脱帽です。
私はミニトマト、中型のフルーツトマト、大型の桃太郎の3種合わせて20本くらいを植えています。
収穫も始まり、毎日新鮮トマトの恩恵に浴しています。
それにしても、何はともあれ雨が欲しいです。

Commented by tenpai8 at 2017-06-19 15:13
> matutaka31さん
春の種苗店に立寄りますと、ツイツイ手が出てしまい、試験場モドキになりました。夫々特徴は歴然ですが、もしかすると五十歩百歩なのかもしれませんね。
これから雨でナスが元気付き、焼ナスで一杯が楽しみですね。
スイカは雨で雌花が着かなくなり、多分25個前後で終りそうですが、キューリは潅水で元気挽回、又着果が始りました。
Commented by taminamikawa1 at 2017-07-04 21:38
夏場の野菜作りは水やりが大変ですが、今回の台風で少しは息をついたのでは・・・。
夏野菜はミニトマトをはじめ、ゴーヤ・キュウリ等が収穫の時期になり、食卓を彩りますね。
Commented by tenpai8 at 2017-07-05 06:55
> taminamikawa1さん
お早うございます! 台風もオメグミの雨を残してくれて、ホットしています。
夏は果菜収穫の時期ですので、完全有機栽培の一味違う野菜を飽食できて、
お陰様で、体調も快調です。頑張りましょう!


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