人気ブログランキング | 話題のタグを見る
我庭は 柿の葉紅葉 だけ稔り
今年の夏は、未経験の猛暑であった。
園芸愛好家にとっては、予想できない弊害と利点とが併存する不思議な1年となった。
去年の今頃の我が庭は、大豊作の富有柿で満杯となっていた。
毎日、三食のフルーツは特上の自家特産富有柿で占領されていた。
      去年の我庭富有柿
我庭は 柿の葉紅葉 だけ稔り_d0001763_09505290.jpg

今年も春先から9月ころまでは、富有柿の実りも適当な着果で経過して、豊作の予感いっぱいであった。
柿の落果現象は、通常は大体梅雨明け後の猛暑と乾燥の頃発生するのが常識であった。
この時期を乗り切ったので、今年は安心して豊作を夢見ていた。
ところが、突然9月半ばを過ぎるや、大きく育った果実がポロボロとらっかを開始。
カメムシ被害だと気づいた時には、すでに半分は落果して、残りも無残に虫害が浸透していた。
カメムシは夜間に森林から飛来する害虫であり、殺虫剤にも飛散能力が高いため素人園芸家には、駆除は不可能である。
今年の富有柿はアキラメルしかないと結論した。
丁度この時、西村早生の一枝は難を逃れて数個が完熟して、試食となった。
     その後の落果を残す庭の片隅
我庭は 柿の葉紅葉 だけ稔り_d0001763_09261380.jpg

果実の無かった柿木は、元気一杯で体力充実、葉は青々と茂り秋を迎えた。果実収穫ゼロの柿木も、急激な温度低下で、サット紅葉を迎えた
         実は虫に 柿の葉寿司の 富有柿      
我庭は 柿の葉紅葉 だけ稔り_d0001763_09262553.jpg

樹齢約45年の富有柿であるが、温暖化で今後はカメムシは常在化すると予想されるので、この落葉期には伐採して、跡地は無花果に植替えすることとした。
すでに無花果苗は、バナーネを「取り木苗」を育成しているので、来年は無花果は2本の木が果実を提供してくれる計画である。
     無花果を 食みつつ夢は 明日の庭
我庭は 柿の葉紅葉 だけ稔り_d0001763_10595943.jpg




======================================

# by tenpai8 | 2023-11-02 10:30 | 庭の果樹園 | Comments(5)
2023丹波クロマメ収穫期到来<10.18>
今年の園芸愛好者は真夏の高温で未経験の辛苦を舐めることとなった。
わが庭では、富有柿が2-300個カメムシにより全滅した。
福岡の柿、梨、リンゴ農家でも、カメムシ被害で収穫は大打撃であった。
八百屋店頭の柿の出回りが、大分少なく高値が続いている。

わが菜園では、ナス、ピーマン、オクラ、クロマメ、ニガウリ等
カメムシ被害は皆無で収穫を上げることができた。
例年のことであるが、クロマメには、9月になりハスモンヨトウ
発生が定番化していたが、今年は発生皆無のうちに過ぎた。
   10月初旬の菜園主要部風景
2023丹波クロマメ収穫期到来<10.18>_d0001763_11275107.jpg

今年のクロマメは、№1を6/10播種、№2を6/25 播種で開始した。
結果は №1、№2で生育速度には殆ど差が見られない結果となった。
      №2 の生育状況
2023丹波クロマメ収穫期到来<10.18>_d0001763_11281152.jpg

結実の状況も極めて好調であり、夏の高温にもクロマメの耐暑性が示された。
今年は高温であったが、降雨が比較的均等であったため、開花と受粉が順調に経過したようである。
毎年猛暑の期間には、灌水で忙しかったが、今年は灌水なしで済ますことができて、大いに楽であった。
     10/13発収穫の1株・結果も大満足
2023丹波クロマメ収穫期到来<10.18>_d0001763_11283192.jpg


生育も均等に続いているので、11月半ばには収穫が完了しそうである。
藤井君も8冠を達成して、日本中豊年満作で嬉しい限りである。




===============================   

# by tenpai8 | 2023-10-18 12:03 | キハチの菜園 | Comments(2)
2023秋の収穫本格化<10.8>
猛暑の夏は去る気配がなく、9月は真夏の延長線に去ってしまった。
秋の訪れを忘れかけた時、10月となった。
わが菜園ても、真夏の作物・オクラ、ナス、ピーマンが衰えを見せずに頑張っている。
とはいえ
クロマメ、サツマイモ等、秋を知る植物たちは、猛暑の中にも着々と秋への備えに手を抜いていないようだ。
9.17 作柄の試掘も終わったサツマイモ・ベニアズマを、味見のために収穫することとした。
      程々の作柄のサツマイモ・ベニアズマ
2023秋の収穫本格化<10.8>_d0001763_16033749.jpg

2023秋の収穫本格化<10.8>_d0001763_16311526.jpg2023秋の収穫本格化<10.8>_d0001763_16041503.jpg今年の丹波クロマメは、大分手を抜いたようであったが、経過は極めて良好で草丈も頑丈で、鞘着きも最高である。
程よく茂った枝には、隣の水田でカエルで満腹になった子ヘビが成長して、豆枝の力を借りて脱皮してヌケガラを残していったようだ。
2023秋の収穫本格化<10.8>_d0001763_16052214.jpg

2023秋の収穫本格化<10.8>_d0001763_16050992.jpg2023秋の収穫本格化<10.8>_d0001763_16045563.jpgそれにしても今年のナスは良く実ったものだ。
例年と同じく「庄屋長大」苗を10株定植した。
菜園の一番水田に近い湿気の多い部分に定植したが、これが良かったようだ。
また、追肥を2回、8-8-8 化成肥料を十分に施肥した。これが秋ナスの増産につながった要因のようだ。
     今も元気盛んな秋ナス
2023秋の収穫本格化<10.8>_d0001763_16054916.jpg2023秋の収穫本格化<10.8>_d0001763_16060700.jpg来年への準備もここからスタートである。
イチゴの苗も十二分の本数をポット仕立で育成中で、順調に生育中である。
2023秋の収穫本格化<10.8>_d0001763_16035912.jpg

タマネギ苗も不織布トンネルの中で順調に育っている。
2023秋の収穫本格化<10.8>_d0001763_17254071.jpg


かくて、2023年の菜園園芸も成功裏に完了期を迎えたが、現在既に88歳をオーバーの年齢となった。

客観的判断に立てば、この労働量を維持することは不可能と言える。
20余年間に亘って仕上げてきた菜園は、肥沃度満点の菜園になっている。

よき知人に引継いで楽しんでもらいたいものと、秘かに望んでいる。
玉ねぎ苗は、引継ぎ人と地主への、最後のプレゼントになるのかもしれない。
越年までの楽しみを満喫したいものである。


=======================================    


More
# by tenpai8 | 2023-10-08 16:00 | キハチの菜園 | Comments(4)
2023秋の収穫スタート<9.7>
列島の天気は大病状態を辿っており、未だに北国まで真夏日が続いている。
大宰府では昼間の酷暑は続いているものの、流石に夜は虫の音が重くなってきた。
庭では無花果が盛りを過ぎて、畑では秋の主役野菜が、次々と収穫時季を迎え始めた。

猛暑を好むオクラの元気は今が最盛期で、毎日20cmもある最高品質の収穫が続いている
      9.6 のオクラの収穫、最長は22cm

2023秋の収穫スタート<9.7>_d0001763_21404811.jpg

毎日主幹野菜として食卓の主役になっている。
庭では花オクラが自然発生で成長して、毎朝大きな花を飾っている。
時折に野菜サラダの色付けにも、大きな黄色花が活躍している。
2023秋の収穫スタート<9.7>_d0001763_21410904.jpg

毎日オクラの成長力は驚くべきで、ノビノビとした一級品を約10本収穫
2023秋の収穫スタート<9.7>_d0001763_21413630.jpg

今年の秋野菜の主役はサツマイモである
9.6 成長具合の確認のため,試掘することとした。
成長の速度はベニアズマ種が早く、早生であるので、2株を試掘した。
2023秋の収穫スタート<9.7>_d0001763_21412196.jpg

芋の形は長形で、まだ成長最盛期であるが、既に十分に収穫適期に到達している。
食味阻害するスジ もなく、若い細形まで完食できたのが嬉しい。
細小型から大型まで、ポクポクの味覚は素晴らしい「ベニアズマ」であった。
糖度も7~10日間の貯蔵熟成により、満点の出来栄えとなり、間もなく完食となってしまった。
続いての、本格収穫が楽しみになってきた。



===================================

# by tenpai8 | 2023-09-18 17:30 | キハチの菜園 | Comments(2)
2023琉球エビネ・紫雲閣盛花<9.1>
ここ2年間,原因は不明であるが,このエビネに病気が発生して、花も寂しいものとなってきた。
栽培環境に原因があると推測して、人工環境を排除するため、春の到来とともに庭木下に定置して
薬品の使用も完全排除し、ラン植物の生育環境に近い環境の定着を目指した。
今年は降雨も順調に経過したこともあり、潅水も思いつき程度となってきた。
鉢替え後3年目であり、発酵済置肥を数回施肥した程度の管理とした。
花芽は次々と各鉢に発生して順調に生育してきた。
危険な時期は、梅雨の中後期の病気発生である。
この時期は花も開花時の半分高ほどに成長しているので、軒下ブドウの下に移動して、雨を避け細菌性病気の発生を抑えることとした。
それでも、初期に開花した花は落花して花穂の下部分は、可なりの欠落となってしまった。
という次第ではあるが、その後の開花もほぼ順調に進み、8月下旬になると
何とか鑑賞する程には成長してくれた。
       9月1日 鉢の全姿
2023琉球エビネ・紫雲閣盛花<9.1>_d0001763_17493222.jpg
2023琉球エビネ・紫雲閣盛花<9.1>_d0001763_17494550.jpg

       分株により大小の3鉢に別植え
2023琉球エビネ・紫雲閣盛花<9.1>_d0001763_17500338.jpg2023琉球エビネ・紫雲閣盛花<9.1>_d0001763_17501555.jpg        花房の様子
2023琉球エビネ・紫雲閣盛花<9.1>_d0001763_18102765.jpg

2023琉球エビネ・紫雲閣盛花<9.1>_d0001763_18103884.jpg

2023琉球エビネ・紫雲閣盛花<9.1>_d0001763_18104867.jpg

2023琉球エビネ・紫雲閣盛花<9.1>_d0001763_18110113.jpg

2023琉球エビネ・紫雲閣盛花<9.1>_d0001763_18111343.jpg


花の栽培は手間のかかるものではあるが、花を眺めることは、忙しい人生に余裕と安堵とを恵んでくれるものである。
人生最終段階を迎えた身ではあるが、「やるべきことはやってきた」と、深呼吸するのも、花を眺めるヒトトキの感慨であろうか。

=======================================

# by tenpai8 | 2023-09-01 17:00 | | Comments(4)